インタビュー Interview

自分にできることを一生懸命にやっている姿に「雇用をしてよかった」と感じます

自分にできることを一生懸命にやっている姿に「雇用をしてよかった」と感じます
株式会社ユース
マハルジャン・レヌさん、見上工場長、宮崎取締役

川越工場の応接室で、マハルジャン・レヌさん、見上工場長、宮崎取締役と会うのは、約3か月ぶり。マハルジャンさんはかつて面接で連れて来た時の不安げな表情は、今はない。むしろ顔には充実感がうかがえた。雑談を交えながら接する中で、彼女の性格が、宮崎取締役、三上工場長から見えてきた。
「彼女は積極的でない。意図的にではなく、存在感が消える時がある。コミュニケーションはまだ取れないが、何とか頑張っている。」 ネガティブな出だしだったが、ここには理由があった。ここからそれぞれにインタビューしていくが、なぜ上記のような発言となったのか以後明らかとなる。

マハルジャン・レヌさん

株式会社ユースに入って、大変満足しています。通勤時間は長いが苦は感じていません。 なぜなら上司がとても親切です。日本語があまりわからない自分にも、職場のみんなは理解を示してくれ、とてもやさしく接してくれます。上司は雑談もできないで黙々と仕事をする私を心配ますが、私自身は何とも感じていません。むしろ仕事に入り込むタイプだからと自分を分析します。 今は日々勉強です。帰っても日本語を勉強して、期待されている事を一つ一つできるようになって行きたいです。

三上工場長

彼女のいいところは、素直なところです。わからない時は顔でわからない表情をします。1つの仕事が終われば、すぐ来て他にやることがないか聞きに来ます。実際言葉の壁はあるのは、事実です。コミュニケーションはしっかり取れないが、その分態度と姿勢で気持ちを伝えてくれます。黙々とやっています。そして仕事の覚えはよいです。休む時も時々あるが、かならず事前に連絡は入れます。今後の課題は日本語でのパソコン入力、管理事務。また正社員として、リーダーとして今後外国人をまとめるにも、日本語を使っていかなければいけない。ここが最大の課題です。

宮崎取締役

取締役にはあえて、入社前の彼女と入社後の彼女の変化という切り口で、インタビューを試みた。

最初の出会い

今回の話をいただいた時には、今後の展開を大きくポジティブに考える機会をいただけたと感じていました。昨年の夏以降では従業員数が足りておらず、何とかしなくてはならないという思いが強かったからです。

入社前

私を除く多くの人は、彼女が最初から活躍できることを期待していたのでしょう。私はそんなに簡単ではないと考えていましたし、皆がそれ理解をしてくれるか心配でした。いろいろな説明を繰り返したのですが、十分な理解を得て…という感覚は得られませんでした。

入社後

彼女は、非常に素直で勉強熱心、まじめに辛抱強く耐えてくれていると感じているので私は満足しています。ただ、関係する社員の前では「まだまだ指導が足りない」と優しい言葉をかけずにいます。私が今のままの彼女を認めてしまうと、彼らは「これでいいのだ」と油断してしまい、必要以上の指導やコミュニケーションをやめてしまうでしょう。そして、仮に何か問題が発生した場合には「外国人だから」を理由にしてしまうでしょう。指導役の日本人にとって、言葉が十分でないことを理由にしてしまう楽な考えを持つでしょう。

最後に

事務所でお話しした際に、厳しい発言をしたのが上記の理由です。三上工場長は理解してくれているものの、他の社員に伝わる中身としては、厳しい中身のほうが良いと考えています。 私は、外国人が「日本で働きたい」という気持ちを応援しています。自分の妻がそうだからかもしれませんが、日本語の話せないマハルジャンが、自分にできることを一生懸命にやっている姿に「雇用をしてよかった」と感じます。そして、もっと活躍できるステージを準備して、起用して待遇を改善してあげて、彼女のある一言を待っているのです。それは「ユースに入って良かった、日本に来てよかったと」いう言葉です。彼女は今はまだ苦しい時期だと思いますが、私は今後の活躍を期待してサポートを続けたいと思っています。きっと彼女の人柄が、そう思わせてくれているのでしょう。

株式会社ユース

株式会社ユース

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